■高齢者終身サポート、身元保証とは?

 身元保証(高齢者終身サポート)とは、簡単にいうと、「家族がいない、家族はいるけれども頼れる家族がいない身寄りのない高齢者の方のために、家族の代わりに身元保証人・連帯保証人となるサービス」をいいます。

 筆者がこの言葉を知ったのは、弁護士として依頼者の一人からいただいた相談がきっかけです。

 「わし、老人ホーム入居すんねんけど、身元保証人・連帯保証人になってくれへんやろか。」というご相談を機に身元保証が、単身の高齢者の方に、安心を提供することのできる必要不可欠なサービスであると実感しました。

(1)従前の身元保証人・連帯保証人

 では、身元保証事業者(高齢者終身サポート事業者)以外に、このような身元保証人・連帯保証人は誰が担っていたのでしょうか。

 もちろん、まずは身内である家族でしょう。そして、家族がいない・家族に頼れない方については、民生委員やケアマネジャーの方が無償で担っていました。

(2)ケアマネジャーが行う身元保証・連帯保証

 ケアマネジャーの方々は、もちろんご厚意で、無償で、おひとりさま高齢者の方々の金銭の管理や病院の付き添い、保証人になる等おこなっています。これは、ケアマネジャーとしての本来の業務ではありません。
 そして、高齢者の数が増えていくにつれ、ケアマネジャーの方々の負担が大きくなり、限界を迎えています。

(3)身元保証事業者の誕生・増加

 これに伴い、身元保証業者が家族・ケアマネジャー様に代わる存在として各地で誕生しています。

 2021年時点では、200業者ほどだった身元保証業者は、わずか3年で2倍以上の450事業者ほどに増加しています。

■身元保証と成年後見の違い

 成年後見人とは、認知症などで判断能力が低下した方の金銭・財産管理や身上監護(介護施設の選定等)を行う法定代理人のことで、民法で定められている制度です。

 成年後見人の利用は、判断能力が低下したときのみであり、死亡時に終了します。

 そのため、葬儀手続き等の死後の手続きも基本的にはしません。

 加えて、成年後見人は、本人に代わって契約行為や手続きを行うのが本来の職務ですので、緊急時に病院に駆けつけたり、退院時に付き添ったりすることもしません(ただ、成年後見人の中には、厚意でこれらの職務も行っている方もおられます)。

 また、成年後見人は、債務の保証もしませんし、身元保証人に就任することも基本的にはありません。

 他方、身元保証は、民間サービスであり、通常、お元気な時から亡くなった後の葬儀手続きまで、より広い範囲で利用者をサポートします。

 また、緊急時の駆付け、債務の保証・身元保証の引受けまで行います。

・身元保証と成年後見の違い(イメージ図)

 

■あかり保証のサポート内容

 では、終身サポート(身元保証)事業者である我々あかり保証は具体的にどのような活動をしているのか?

 具体的には、身元保証、病院・施設の入居のサポート、具体的には、ご家族の代わりに入院・入居時に保証人になったりするだけでなく、

 ご家族の代わりに定期的に連絡をとり、健康状況等の確認、

 そして、ご家族の代わりにお亡くなりになった後の葬儀や納骨手続き、行政手続きまで行います。

 

 我々は弁護士、司法書士、看護師、ケアマネジャーといった法律と医療・介護の専門家集団とともに

 家族の代わりに信頼と安心感を届けられるようサポートさせていただいています。

 料金ですが、他社の終身サポート事業者、家族代行業者だと入会金で150万円以上するところも多くありますが、

 弊社は入会金で88万円と比較的リーズナブルな価格でサービスを提供させていただいております。

 というのも、他の業者さんは弁護士が母体ではなく、弁護士に外注するため、その費用が余分にかかってしまいますが、我々は弁護士ですので、その外注費用はかからずサービスを提供させていただいております。

 我々、あかり保証は少しでも悩まれている方のお力になれればと思いますので、ぜひ概要欄からご相談ください!

 

■優良な事業者として「あかり保証」という選択肢を

 家族の問題はそれぞれの家族ごとで大きく異なり、一概に解決策はないのが正直なところですが、

 我々、あかり保証は少しでも悩まれている方のお力になれればと思いますので、ぜひお問い合わせフォームからご相談ください!

 「あかり保証」は、運営母体が弁護士・司法書士等の士業という、数少ない高齢者等終身サポート事業者です。契約時の説明・実際の業務についても、士業によってなされています。

 また、士業が母体となることで、公正証書の作成等の契約手数料を外部委託する必要がなく、自社で対応可能なため、シンプルかつ手頃な料金体系でサービスを提供することができます。

 加えて、利用者様の預託金は、信託口座で管理しているため、万が一の場合でも安全に保管されます。さらに、大手身元保証事業と異なり、「あかり保証」は寄付を一切頂戴しておりません。

 政府のガイドラインの全事項を遵守している「あかり保証」は、見守りサービスの事業者様、介護事業者様とも連携して、あかり保証内の看護師・ケアマネジャーとともに、利用者様の意向に寄り添った幅広いサービスをご提案しております。

 家族じまい・家族代行・身元保証に関する相談などは、下記からお気軽にお問合せください。ご相談料は無料で、弁護士・司法書士が対応いたします。

■お問合せフォーム

https://www.akarihosho.jp/contact/

■関連記事(【老人ホーム】受け入れ拒否理由3選_身元引受人の提出を求められた場合の対応は?)

https://www.akarihosho.jp/column/441

 

監修者

■株式会社あかり保証 代表取締役 弁護士 清水 勇希(YUKI SHIMIZU)
 2016年11月司法試験予備試験合格(大学4年時、21歳時)、2017年3月立命館大学法学部卒業(首席で修了)。2018年弁護士登録(大阪弁護士会)。
 2021年~2023年大阪女学院大学・短期大学非常勤講師。2022年~2023年立命館大学非常勤講師(民事訴訟法)。2023年~ 立命館大学エクステンションセンター 法科大学院(ロースクール)講師。2023年~株式会社エアトリ(東証プライム) 社外監査役。2024年~医誠会国際総合病院「観察・介入研究倫理審査委員会」外部委員。
 「身元保証業界を変えたい」「身寄りのない高齢者の方に、信頼かつ安心のあるサービスを提供し、一番頼りになる存在となりたい」と思い、株式会社あかり保証を創業。